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ロールス・ロイスの見積もりを前にして、『この金額から少しは下がるのかな』と考える方は多いはずです。
結論から言うと、ロールス・ロイスの新車で大きな値引きを前提にするのはおすすめしません。値引き額を追いかけるより、オプションの決め方と今の車の売り方で総額を整えるほうが、実際の支払いは下げやすいんです。
この記事を読めば、どこが交渉できてどこが動きにくいのか、どんな順番で話を進めればいいかが分かります。
ロールス・ロイスの値引き相場はどれくらい?
ロールス・ロイスの新車値引きは、公表された相場がありません。時期・店舗・仕様で変わるため、「いくら引ける」と決め打ちはできない車です。
国産の高級車なら「値引きはこのくらいが目安」という情報がよく出回りますよね。ロールス・ロイスでそういう数字が出にくいのには、ちゃんと理由があります。
値引きの相場が出にくい3つの理由
1つ目は、1台ごとに仕様が違うことです。ビスポーク(特注)で色や内装を仕立てるので、同じ条件で比べられる見積もりがほとんどありません。
2つ目は、販売店の数が限られていることです。正規販売店は全国に6拠点しかなく、店舗どうしで値引きを競わせる形になりにくいんです。
3つ目は、受注生産であることです。在庫を売り切りたいという事情が出にくいので、値引きで台数を稼ぐ売り方にはなりにくいと言われます。
展示車や在庫車、年式が切り替わる前の車などは、条件がつく場合もあります。こうした話は時期と店舗しだいなので、商談の中で聞いてみてください。
まず押さえたい、モデル別の車両本体価格
値引きを考える前に、土台になる価格を確かめておきましょう。数字はメディアに掲載された日本発表時の価格(消費税込)で、ビスポークを含まない「〜から」の値です。
| モデル | 車両本体価格 | 一番安いゴーストとの差 |
|---|---|---|
| ゴースト シリーズII | 3,875万円〜 | 基準 |
| ゴースト・エクステンデッド シリーズII | 4,480万円〜 | 約605万円 |
| カリナン シリーズII | 4,645万円〜 | 約770万円 |
| ブラック・バッジ ゴースト シリーズII | 4,645万円〜 | 約770万円 |
| スペクター(EV) | 4,800万円〜 | 約925万円 |
| ブラック・バッジ カリナン シリーズII | 5,415万円〜 | 約1,540万円 |
| ブラック・バッジ スペクター | 5,614万円〜 | 約1,739万円 |
| ファントム シリーズII | 6,050万円〜 | 約2,175万円 |
| ファントム・エクステンデッド シリーズII | 7,007万円〜 | 約3,132万円 |

モデルを1つ変えるだけで、数百万円から3,000万円以上の差があります。
たとえばゴーストとカリナンで迷っているなら、その差は約770万円です。新車の値引きでこの金額を埋めるのは、まず考えにくいですよね。値引きの交渉より、モデル選びのほうが総額への影響はずっと大きいんです。
現行で一番安いのはゴースト シリーズII、一番高いのはファントム・エクステンデッドです。全モデルの価格はロールス・ロイスの新車価格一覧、どれを選ぶかはモデルの選び方で比べられます。
値引きより総額に効く3つのところ
『じゃあ、どこで支払いを減らせばいいの?』と思いますよね。実は、総額を左右するのは値引きよりも次の3つです。
| 総額を動かすところ | 動く幅のイメージ | 自分で決められるか |
|---|---|---|
| モデル選び | 数百万〜3,000万円以上 | 決められる |
| オプション(ビスポーク) | 仕様次第で数百万円以上 | 決められる |
| 今の車の売り方 | 下取りと買取の差しだい | 比べて選べる |
| 新車の値引き | 時期・店舗しだいで読めない | 交渉しだい |
| 税金・諸費用 | 車両価格に比べると小さい | ほぼ決まっている |
オプションは「入れる・入れない」で総額が変わる
ロールス・ロイスはオプションで総額が大きく変わる車です。たとえばゴーストにオプションを3割乗せると、約5,038万円の計算になり、カリナンの車両本体(4,645万円〜)を超えます。
逆に言えば、オプションの優先順位をはっきりさせるだけで、数百万円単位で総額を整えられるということです。どこにお金がかかりやすいかはロールス・ロイスのオプション・ビスポークでまとめています。
税金・諸費用は大きくは動かない
自動車税はエンジン車が年110,000円、EVのスペクターが年25,000円です(2019年10月以降の登録)。環境性能割や重量税も含め、ここは制度で決まる部分なので交渉の対象にはなりにくいです。
税金と諸費用を足した総額の考え方はロールス・ロイスの乗り出し価格で解説しています。
交渉は「この順番」で進めよう
値引きが読みにくいからこそ、話を進める順番が大事になります。順番を間違えると、何が安くなったのか分からなくなるんです。
- モデルと仕様を決めて、オプション込みの見積もりを取る
- 今の車の買取額を、下取りとは別に調べておく
- 下取りなしの条件で、新車の総額を確かめる
- そのうえで下取り額を聞き、買取額と比べる
- 値引きやサービスは、最後にまとめて相談する

なぜ下取りは別に調べておくの?
新車の見積もりと下取りを一緒に出されると、どこが得をしているのか見えにくくなります。値引きが少ない分を下取りで調整した、ということも起こりえます。
だから、今の車がいくらで売れるかは先に知っておいたほうがいいんです。ロールス・ロイスに乗り換える方は、今の車も高級車ということが多いですよね。数十万円の差どころでは済まないこともあります。
ロールス・ロイス買いたいドットコム
ロールス・ロイスの値段、先に相場を見ておく
今の車の買取相場と、ロールス・ロイスの値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。
無料今の車の買取相場を調べる※相場は年式・走行距離・状態で変わります。
値引きを相談する時の言い方
最後に値引きを相談する時は、具体的に聞くほうが話が進みやすいです。たとえばこんな言い方です。
「この仕様で契約を考えています。総額でもう少し調整できるところはありますか」
「値引きが難しければ、付属品やメンテナンスで相談できることはありますか」
『こんなこと聞いて失礼じゃないかな』と心配する方もいるはずです。でも、総額の相談は高級車でもふつうのことなので、遠慮しなくて大丈夫です。
最初の来店で「いくら引けますか」とだけ聞いても、仕様が決まっていないので答えようがありません。値引きの話は、仕様と総額が固まってからにしましょう。
時期を選べば値引きは出やすい?
決算期やモデルが切り替わる時期は値引きが出やすい、という話は国産車でよく聞きますよね。ロールス・ロイスでも、展示車や登録済みの車なら条件がつくことがあると言われます。
ただ、受注生産で仕様を選んで注文する場合は、時期で大きく変わるとは考えにくいです。時期を待つより、欲しい仕様で早めに注文するほうが満足度は高いはずです。
リースや法人購入だと条件は変わる?
リースで乗る場合は、月々の支払いの中に車両価格や金利が含まれます。値引きの交渉というより、月額と契約期間、契約が終わった時の扱いを比べる形になります。
法人名義でも個人名義でも、車そのものの価格が変わるわけではありません。経費の扱いが違うだけなので、そちらは税理士さんに相談しておきましょう。
値引き以外にお願いできること
値引きが難しいと言われても、そこで話が終わるわけではありません。総額の中で相談できるところは、ほかにもあります。
付属品やアクセサリーの追加、点検やメンテナンスの内容、納車の方法などは、値引きより相談しやすいことがあります。何ができるかは店舗によるので、最後にまとめて聞いてみてください。
金額だけでなく、乗り始めてからの安心も含めて比べると、店舗ごとの違いが見えてきます。
どこで買うかでも条件は変わる
正規販売店は東京・横浜・名古屋・大阪・広島・福岡の6拠点です。それぞれ地域の輸入車販売会社が運営していて、下取りの条件やサービスの内容は店舗によって違うことがあります。
並行輸入という選択肢もありますが、保証や整備の受け皿を考えると、ほとんどの方には正規販売店が向いています。違いはロールス・ロイスの正規ディーラーと並行輸入でくわしく比べています。
- オプション込みの総額見積もり
- 下取りの条件と査定額
- 納期の見込み
- 点検やメンテナンスの内容
- 支払い方法(現金・ローン・リース)の選択肢
納期の考え方はロールス・ロイスの納期、ローンの月々の目安はローンシミュレーションで確認できます。
ブラック・バッジを選ぶと総額はどう変わる?
同じカリナンでも、ブラック・バッジにすると車両本体は4,645万円から5,415万円になり、約770万円上がります。ゴーストでも、標準の3,875万円からブラック・バッジの4,645万円へ約770万円上がります。
値引きの交渉で770万円を引き出すのは現実的ではありませんよね。こうした差を見ると、仕様選びが総額に与える影響の大きさがよく分かります。違いはブラック・バッジの解説でまとめています。
スペクターを選ぶと維持費で差が出る
EVのスペクターは、車両本体が4,800万円〜です。自動車税は年25,000円で、エンジン車の年110,000円より年85,000円安くなります。
10年乗れば自動車税だけで85万円の差です。値引きでこの金額を引き出すのは難しいので、乗り方によってはモデル選びのほうが効いてきます。維持費全体はロールス・ロイスの維持費で確認できます。
新車にこだわらないなら、認定中古車という手も
『新車の値引きが期待できないなら、少しでも安く手に入れたい』という方は、中古車も考えてみてください。
レイスとドーンは2023年に生産を終えているので、今から手に入れるなら中古だけです。正規販売店の認定中古車は「プロビナンス」と呼ばれています。
- 色や内装を自分の好みで仕立てられる
- 最新のシリーズIIを選べる
- 自分が最初のオーナーになれる
- 新車より支払いを抑えやすい
- 在庫があればすぐ乗れる
- 仕様は選べず、状態の見極めが必要
認定中古車の考え方は認定中古車は買いか、中古の選び方は中古車の選び方で紹介しています。
買ったあと、手放す時のことも考えておこう
値引きで数十万円を得するより、売る時の価格が数百万円違うほうが影響は大きいことがあります。ロールス・ロイスは色や仕様で売値が変わりやすい車です。
派手な特注色や大きなカスタムは、買う時は満足でも、売る時に買い手が限られることがあります。手放す時期がある程度見えているなら、仕様を決める段階で売値のことも少し頭に入れておきましょう。

色や年式で売値がどう変わるかはロールス・ロイスのリセールバリュー、今の相場の目安はロールス・ロイスの買取相場で確認できます。
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ロールス・ロイスの値段、先に相場を見ておく
今の車の買取相場と、ロールス・ロイスの値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。
無料今の車の買取相場を調べる※相場は年式・走行距離・状態で変わります。
よくある質問
ロールス・ロイスは値引きしてもらえますか?
新車の値引き相場は公表されておらず、時期・店舗・仕様によって変わります。値引きを前提にせず、オプションの決め方と今の車の売り方で総額を整えるのが現実的です。
ロールス・ロイスで一番安い新車はどれですか?
現行で一番安いのはゴースト シリーズII(3,875万円〜・消費税込)です。一番高いのはファントム・エクステンデッド シリーズII(7,007万円〜)です。
値引きの交渉はいつすればいいですか?
モデルと仕様が決まり、オプション込みの総額見積もりが出てからにしましょう。下取りの話は値引きと分けて、買取額と比べてから進めると分かりやすくなります。
下取りと買取はどちらがいいですか?
どちらが高いかは車と時期で変わります。新車の商談の前に買取額を調べておき、下取り額と比べて高いほうを選ぶのがおすすめです。
値引きが無いなら中古のほうがお得ですか?
支払いを抑えやすく、在庫があればすぐ乗れるのが中古の良いところです。ただ仕様は選べないので、好みの仕様を優先するなら新車、早さと金額を優先するなら中古、と考えてみてください。
展示車や在庫車は値引きされますか?
展示車や在庫車は、注文車と違う条件がつく場合もあると言われます。ただ時期と店舗しだいなので、気になる車があれば商談の中で聞いてみてください。
カリナンの値引きは期待できますか?
カリナンも受注生産が基本で、値引き相場は公表されていません。ツートンや特注色などオプションの決め方で総額は数百万円単位で変わるので、そちらで予算を整えるほうが現実的です。
まとめ
- ロールス・ロイスの新車値引きに公表された相場は無く、決め打ちできない
- 総額に効くのは値引きよりモデル選び・オプション・今の車の売り方
- 現行の車両本体はゴースト シリーズII 3,875万円〜からファントム・エクステンデッド 7,007万円〜まで
- 交渉は仕様決め、買取額の把握、総額確認、下取り比較、最後に値引きの順で
- 売る時の価格も見越して仕様を決めておく





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