ロールスロイスのオプション・ビスポークはいくら?総額の決まり方

革や塗装の色見本が並んだテーブル

当サイトの記事は編集部がメーカー公式情報などの公開情報をもとに独自に調査・執筆しています。記事内にはアフィリエイト広告を含む場合があります。

カタログで車両本体価格を見て『この金額で買えるのかな』と思った方も多いはずです。

結論から言うと、ロールス・ロイスはオプションで総額が大きく変わる車です。メーカー自身が「ビスポーク(特注)」を売りにしていて、数百万円から数千万円単位で上がることもあります。

この記事では、どこにお金がかかるのか、見積もりの前に何を決めておけば予算がぶれにくいのかが分かります。

目次

ロールスロイスのオプションは「ビスポーク」が中心

先に結論

ロールス・ロイスのオプションは、決まった装備を足すというより「自分の1台を仕立てる」考え方です。だから公式の価格表は出ておらず、見積もりで初めて金額が分かります。

国産車のように「メーカーオプションいくら」という一覧表を想像すると、少し戸惑うかもしれません。

ロールス・ロイスでは、ボディの色、内装の革やウッド、刺繍、天井の星空まで、ほとんどの部分を好みに合わせて選べます。これをまとめて「ビスポーク」と呼んでいます。

ビスポークとコーチビルドの違い

ビスポークのさらに上には「コーチビルド」という部門があります。こちらは専用のボディを一から作るもので、招待制です。

ボートテイルは3台、ドロップテイルは4台だけの一点物で、価格は公表されていません。ふつうの買い方で選ぶオプションとは別物だと思っておきましょう。くわしくはコーチビルドの解説で紹介しています。

オーダーメイドやワンオフはどこまでできる?

「ロールスロイス オーダーメイド」「ワンオフモデル」で調べる方もいます。ビスポークの範囲でも、色や素材、刺繍のモチーフまでかなり自由に選べます。

ただ、ボディの形そのものを変えることはビスポークではできません。形まで自分だけのものにしたい、というのは招待制の世界の話なんです。

呼び方中身価格の出方
標準仕様カタログモデルそのまま車両本体価格(例 ゴースト シリーズII 3,875万円〜)
オプション装備用意された装備・色・素材から選ぶ見積もりで加算
ビスポーク色・素材・刺繍などを特注で仕立てる見積もりで加算(内容次第で大きく変わる)
コーチビルド専用ボディを一から作る一点物(招待制)非公表
標準仕様からコーチビルドまで仕立て方の4段階を示した図解

オプションでいくら上がる?総額の目安を計算してみた

『結局いくら見ておけばいいの?』というのが一番知りたいところですよね。

ビスポークの価格は公表されていないので、ここでは「車両本体価格に対してオプションを何割足すか」で計算してみます。実際の見積額ではなく、予算を考えるための目安として見てください。

モデル(日本・消費税込)車両本体オプション1割オプション2割オプション3割
ゴースト シリーズII3,875万円約4,263万円約4,650万円約5,038万円
カリナン シリーズII4,645万円約5,110万円約5,574万円約6,039万円
スペクター4,800万円約5,280万円約5,760万円約6,240万円
ファントム シリーズII6,050万円約6,655万円約7,260万円約7,865万円
ロールス・ロイスのモデル別に、オプションを1割から3割足した場合の総額を比べた図解

こうして並べると、ゴーストにオプションを3割乗せた金額は、カリナンの車両本体を上回ります。

モデル選びとオプションの予算は、セットで考えたほうがいいんです。この計算には税金や登録費用は入っていないので、その分は乗り出し価格の記事で確認してみてください。

予算はこの順番で決めると迷いにくい

オプションの予算は、先に上限を決めておくと迷いにくくなります。見本を見ていると、どれも魅力的に見えてしまいますよね。

オプション予算の決め方
  1. 総額の上限を決める
  2. 上限から車両本体価格を引いて、オプションに使える金額を出す
  3. 後から変えられないもの(ボディ色・内装)を優先して決める
  4. 残った予算で、ほかの装備を足すかどうかを考える

たとえば総額5,000万円を上限にしてゴースト シリーズIIを選ぶなら、オプションに使えるのは1,125万円ほどです。カリナン シリーズIIなら355万円ほどになります(税金・諸費用は別)。

人気のオプションと、お金がかかりやすいところ

どこにお金をかけるかで、総額はかなり変わります。よく話題になるものを順に見ていきます。

ツートンカラー

ボディを上下で2色に塗り分ける仕様です。カリナンやゴーストでツートンを選ぶ方も多く、街で見かけるとかなり目立ちますよね。

色の組み合わせによって印象が変わるので、見本を見ながら決めるのが安心です。2色に分ける分、塗装の工程が増えるので金額も上がります。

コーチライン

ボディの横に入る細い線で、職人が手で描き入れます。色を選べたり、モチーフを入れたりもできます。

小さな部分ですが、ロールス・ロイスらしさが一番出るところでもあるんです。

ティファニーブルーのような特注色

「ロールスロイス ティファニー」「カリナン ティファニーブルー」で探す方もいます。ティファニーブルーという名前の色がカタログに並んでいるわけではなく、近い色をビスポークで作ってもらう形になります。

色の名前は他社のブランドなので、注文の時は「この色見本に近い水色で」と伝えるのが現実的です。

内装の革とウッド

内装は、革の色やステッチ、ウッドパネルの種類を選べます。前席と後席で色を変えたり、ヘッドレストに刺繍を入れたりする方もいます。

内装は毎日目に入るところなので、ボディ色と同じくらい時間をかけて選ぶ方が多いです。見本を手に取って、昼と夜の光で見え方を確かめておくと失敗しにくいですよ。

天井の星空「スターライト・ヘッドライナー」

天井に光ファイバーで星空を再現する装備で、1,340本以上の光ファイバーを手作業で配置すると報じられています。価格は仕様によって変わるので、見積もりで確かめましょう。

仕組みはスターライト・ヘッドライナーの解説でくわしく紹介しています。

見積もりが上がりやすいポイント
  • ボディ色を特注にする、ツートンにする
  • 内装の革を特注色にする、刺繍を入れる
  • 天井のスターライトを入れる
  • ホイールのデザインを変える
  • 後席のテーブルや冷蔵庫など装備を足す

ホイールのデザイン

ホイールは見た目の印象を大きく変えるところです。カリナン シリーズIIでは23インチホイールが用意され、従来の22インチから大きくなりました。

ゴースト シリーズIIでも22インチの9スポークホイールが新しく加わっています。足元の印象はボディ色との組み合わせで変わるので、コンフィギュレーターで並べて見てみてください。

コンフィギュレーターで先にイメージを固めておこう

ロールス・ロイスの公式サイトには、色や内装を選んで完成イメージを見られるコンフィギュレーターがあります。カリナンのコンフィギュレーターで、ツートンの組み合わせを試してみる方も多いです。

ただ、ここに出てくるのは用意された選択肢の一部です。ビスポークで作れる色や素材は、もっと幅があります。

コンフィギュレーターの使い方
  1. 公式サイトでモデル(カリナン/ゴースト/ファントム/スペクター)を選ぶ
  2. ボディ色・ツートン・コーチラインを試す
  3. ホイールと内装の色を選ぶ
  4. できあがったイメージを保存するか、画面を控えておく
  5. 販売店でそのイメージを見せて、見積もりを依頼する

『画面で作ったものがそのまま値段になるの?』と思うかもしれません。実際はコンフィギュレーターに価格は出ないので、金額は販売店の見積もりで確かめます。

来店の時はこんなふうに伝えると話が早いです。

「この組み合わせで、ツートンありとなしの両方で見積もりをお願いできますか」

同じ仕様で比べると、モデルの差はそのまま残る

オプションは車両価格に上乗せされるので、同じ仕様にしてもモデルごとの差は縮まりません。たとえばゴーストとカリナンに同じ仕様を入れても、車両本体の770万円の差はそのまま残ります。

『カリナンにしたいけど、オプションも入れたい』という場合は、どちらに予算を回すかの勝負になります。モデルごとの違いはモデルの選び方で比べてみてください。

マンソリーなど社外カスタムとの違い

「ロールスロイス マンソリー」「カリナン カスタム」で調べると、メーカー以外の会社が手がけた派手なカスタム車が出てきます。

これは社外のチューナーによるカスタムで、メーカーのビスポークとは別のものです。価格は内容次第で、公表されている定価のようなものはありません。

メーカーのビスポーク
  • 本国の工場で作るので仕上がりが純正
  • 正規販売店で注文・相談できる
  • 売る時も純正仕様として説明しやすい
社外カスタム
  • エアロや内装を大きく変えられる
  • 仕上がりはチューナーごとに違う
  • 売る時に好みが分かれて評価が読みにくい
よくある失敗

派手な社外カスタムやワンオフ風の仕様は、買う時は満足でも、売る時に買い手が限られることがあります。手放す時期がある程度見えているなら、色や仕様が売値にどう響くかを先に知っておきましょう。

色や仕様で売値がどれくらい違うかは、ロールス・ロイスのリセールバリューでまとめています。

後から変えられるもの・変えられないもの

オプションは、注文の時に決めないといけないものと、あとからでも足せるものに分かれます。迷ったら、まずここで仕分けしてみてください。

種類例決める時期
後から変えにくいボディ色、ツートン、内装の革、天井のスターライト注文時
相談しだいホイール、コーチライン注文時に決めるのが安心
後から足せるアクセサリー類、フロアマットなどの小物納車後でもよい

後から変えにくいものにお金をかけて、小物は様子を見ながら足す。この考え方なら、最初の見積もりがふくらみすぎずに済みます。

アクセサリーは納車後でも足せる

オプションとは別に、公式サイトにはアクセサリーを紹介するページもあります。中身や価格は時期で変わるので、気になるものは販売店で聞いてみてください。

納車の時に一緒に頼むか、乗り始めてから必要に応じて買い足すかは、使い方を見てから決めても遅くありません。

工場で作り込むビスポークは契約時に決めておく必要がありますが、アクセサリーは後からでも間に合います。最初の見積もりで全部を詰め込まなくても大丈夫なんです。

補足

ボディ色や内装のように後から変えにくいものは注文時に、小物は納車後にと分けて考えると、最初の予算を抑えやすくなります。

オプションを決めてから見積もりを比べよう

オプションの金額は、どの販売店で相談しても工場で作る点は同じです。ただ、見積もりの出し方や下取りの条件は店舗ごとに違うことがあります。

まず仕様をある程度固めてから見積もりを取ると、総額が比べやすくなります。正規販売店の場所はロールスロイスの正規ディーラー一覧で確認できます。

ロールス・ロイス買いたいドットコム

ロールス・ロイスの値段、先に相場を見ておく

今の車の買取相場と、ロールス・ロイスの値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。

無料今の車の買取相場を調べる

※相場は年式・走行距離・状態で変わります。

値引きをどこまで期待できるか、オプションと一緒にどう交渉するかはロールスロイスの値引き相場と交渉の順番で解説しています。

よくある質問

ロールスロイスのオプション価格表はありますか?

ロールス・ロイスはビスポーク(特注)が中心のため、公式の価格表は公開されていません。金額は正規販売店の見積もりで確かめることになります。

カリナンをツートンにするといくらかかりますか?

色の組み合わせや塗り分けの仕方で変わるため、決まった金額はありません。ツートンありとなしの両方で見積もりを取ると差が分かりやすいです。

ティファニーブルーのロールスロイスは注文できますか?

カタログにその名前の色はありませんが、ビスポークで近い色を作ってもらう形になります。色見本を持参して相談するのが現実的です。

ワンオフモデルとは何ですか?

世界に1台だけの特別な車のことです。ロールス・ロイスではコーチビルド部門が専用ボディから作るもので、招待制で価格は公表されていません。

コンフィギュレーターで価格は分かりますか?

コンフィギュレーターは完成イメージを確かめるためのもので、価格は表示されません。作ったイメージを販売店に見せて見積もりを依頼しましょう。

マンソリー仕様のロールスロイスはいくらですか?

マンソリーはメーカーとは別のチューナーで、価格は内容しだいのため定価のようなものはありません。純正の仕立てにこだわるなら、正規販売店でビスポークとして相談するのが安心です。

まとめ

この記事の要点
  • ロールス・ロイスのオプションはビスポークが中心で、公式の価格表は無い
  • オプションを3割足すと、ゴーストでもカリナンの車両本体を超える計算になる
  • ツートン・コーチライン・特注色・スターライトで金額が上がりやすい
  • コンフィギュレーターで仕様を固めてから見積もりを取ると比べやすい
  • 社外カスタムは売る時の評価が読みにくい
ロールス・ロイス買いたいドットコム

ロールス・ロイス買いたいドットコム 編集部

ロールス・ロイスの価格・グレード・維持費・リセールを、メーカー公式の数値をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次